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 グレ(メジナ)の磯釣
と「阿波釣法」
   

 徳島県には磯釣の名手が多い。

 牟岐の大島を主体としたグレ釣と阿南市の福村での

 チヌ釣を修行した面々が細いハリスとしなやかな竿で

 独特の「張り」を持たせ鮮やかに魚を掛けて、

 他府県の釣師が唖然とする釣果をあげる。

 グレ釣選手権では上位に必ず徳島県の選手が登場する。

 これは阿波釣法がどの磯でも通用するのを証明している。
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「張り」の話
     

 これは徳島県の初代釣名人から聞いた話です。「張り」とは
 何かを利用して「ウキよりハリを先に流す」ための手段
なのです。
 この「何か」がたくさんあります。
 
 5つほどを紹介してみます。 
 
これをマスターすれば、釣果は間違いなく上昇するとのことですよ。

 @止めの張り
    
1箇所にウキを止めておいて、仕掛けは潮の流れで上下して
   魚を誘います。サラシの中ではベスト。

 Aブレーキの張り
    
ウキがハリより先に流れないようにウキにブレーキを
   かけながら流します。

 B潮の張り
    
サラシや潮の流れに道糸を膨らまして作ります。

 C風の張り
    
風の抵抗を利用して水面を漂う道糸に袋をつくって、これを
   大きくしたり小さくして作ります。

 D竿の張り
   
 潮が右にとれば竿は左。左にとれば右。竿は潮流と逆方向に
   ねかせて張りを作ります。

  
この他にもまだ方法はあるそうですが、
  この5つが基本らしいです。

 「糸を張る」 これが「阿波釣法」の基本であり、極意でもあるようです。
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メジナ(グレ)学

 ちょっと堅苦しいが学問的にみたメジナの話です。

 @生物学的分類では→硬骨魚綱・スズキ目・メジナ科

 Aメジナ属には3種ある。メジナ、クロメジナ、オキナメジナである。

 B磯釣のターゲットになるのは、メジナ(口太)、クロメジナ(尾長)で
  オキナメジナは数が少なく漁業の対象ではない。

 C体形は側扁体形(左右に平たい)で複雑な地形の海底での生活に
   適している。

 D適水温 南日本の磯魚だから12〜26度くらいと言われる。
   (この範囲外の水温ではかなり食欲などが落ちるらしい。)

 E食性:雑食性で海藻類もよく食べる。岩の表面の柔らかい藻類を好む。

 F産卵期
  メジナ:2,3月ころ  クロメジナ:12月ころ

 G成長
  研究論文では生後1年で10〜11cm、3年で20cm、7年で30cm
  しかし水温が高い太平洋岸ではもっと成長は早いと思われる。

    


  
  グレ釣の歴史

 グレ釣りはチヌ釣より歴史は浅く、大正の終わり頃(1920年代)に
 始まったのではないかと言われる。

 近代史では二つの流れがある。

 @紀州(和歌山)の尾長グレ
  
潮岬を中心に大胆なようで神経質な巨大グレ
  強力無双、歯も鋭く取り込みにくい。

 A阿波(徳島)の口太グレ
  
日和佐から牟岐にかけての地域に群生し、数釣が
  
できる。(これが現代にも続いている阿波釣法の起源)

 グレ釣の黄金時代

 昭和40年代(1965年〜1975年ころ)は高知県南の磯で
 60a級の尾長グレが大いに釣れた。
 腕に覚えのグレ釣師は柏島、城辺、沖ノ島周辺に殺到
 しかしこの時代は長くは続かなかった。

 離島遠征、オキアミの登場

 昭和50年代(1976年〜)には四国の大グレは影をひそめ
 大グレを求めて関東は伊豆,八丈、三宅方面から、九州では
 男女群島、宇治、屋久島など離島での釣ブームとなった。
 さらに昭和51年頃から出回り始めたオキアミはサシエ、マキエに
 使える万能エサとして爆発的に使われ始めた。

 グレの資源枯渇

 
離島の大グレブームも約10年で静まり現代では大釣は難しい。
 釣りすぎによるグレ資源の枯渇が現れてきたのである。

 (管理人の独り言)
 
管理人は平成になってから釣りを始めた。
 柏島や沖の島に何度か釣行したが、大釣の経験はない。
 やっぱりグレは少なくなっているのだろう。
 (腕が悪いだけではないのかも:そう思っておこう)

 グレ(メジナ)の呼び名
 
 全体に黒っぽいことから以下の様に呼ぶ地方もある。
   @九州: クロ  A山陰: クロアイ  
   B 新潟: クロコ、クロチン  C 山口: カラス


        典型的な仕掛け



    メジナ(口太)


   クロメジナ(尾長)  
ウキが消しこむ!  あわせる。 ヒットだ。  これぞ磯釣

管理人の釣歴
 (大したことはありません)

@ 1992年頃 友人に連れられて初めて釣りに行く、波止でメッキアジを3匹釣る。
   このときの感触がたまらない快感となって早速道具を買う。
A 1992〜1995年はもっぱら堤防や波止でのフカセ釣
   初めて30cm級のチヌを釣って感激したのもこの頃
B 1995年頃から投げ釣を始める。当初は「力糸」など知らずに投げるたびに
   道糸を切ったりしたものだった。
C かなり釣りのうまい人に誘われて、高知県、愛媛県の磯に通い始めたのが
  1996年頃から、柏島でグレ、イサキの40cmオーバーを釣ったのが忘れられない。
D 投げ釣、磯釣(徳島の大島)とかなり釣行を重ねたのが1998〜2000年
E 磯よりも確実に釣れるといわれ船釣も始める。(2000年ころ)
   この頃カゴ釣で47cmのグレをしとめたこともあった。
F 投げ釣りは名人の話を聞き、磯釣はベテランから教わって少しは技術が向上か?
  (2001年頃) キスは27cmが最長 カケ釣でチヌ51cm、マダイ55p
G 2002年に「アオリイカ」の面白さに魅せられる。現在もはまっている。
   最大で2s もっぱらウキ釣 仕掛けも自作
H ここ数年は伸び悩み?というよりも体力が落ちてきている。何とか頑張るぞ!!
              

                                                      

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